Dynabook AX1/424CME へ linuxmint 15 cinnamon

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ふとした経緯で Dynabook AX1/424 CME を手に入れたので、Linux Mint をインストールしてみた
これが思った以上に手間がかかってしまったので、顛末を忘れないうちに書いてこう!
最終的に、Audiophile Linux をインストールしてみたいと思っている ^^
http://www.ap-linux.com/

最初に…

Mobile Intel Celeron 2.4GHz
Intel 852GM Chipset
Memoy DDR SDRAM 256MB+256MB

こんな環境なので Cinnamon 32bit をインストールすることに..
LMDE 201303 をインストールしようとしたんだけれども、順調に一時間くらいインストーラーが動いた後、ロケールの設定を行っているあたりで固まってしまう
数度行い、 HDD 等も換装し、インストールメディアなども数度作り直して見ても状況に変わりが無いのでこれは諦めた ^^;..
(メモリー不足かもしれないが、その辺りは確認していない ^^..)

それと、内蔵の NIC が 100/10Base-TX なので、どうせ速度が出ないなら!とおもい、メルコ社製の USB タイプの Wi-Fi アダプターを使用する事にした

…で、グラフィックアダプターが難関だった
Intel 852GM に統合されている物で、これがまともに動かない ^^…

LiveDVD で起動すると Cinnamon がクラッシュする..
で、MATE も試してみた..
これは発色数が少ないが、何とか起動する…けど、あまり楽しくない ..

結局、PPA で Ubuntu のリポジトリを追加するとドライバーがインストールできる言うことが判ったので、Cinnamon がクラッシュした状態で、そのままインストールを行う事にした..
最終的に、上手くインストール出来たと思う..

インストール準備

通常通り、linuxmint の no codec 版のインストールイメージを DVD 用意しブートする
JAIST のサーバでも、linuxmint-15-cinnamon-dvd-nocodecs-32bit.iso なら入手出来るので、海外のサーバまで行かなくても何とかなる ^^..

起動時の BIOS メニューは ESC キーを押しながら電源を投入すると、F1 キーのメッセージが出てくる
省電力設定を見直し、Display と HDD のスタンバイを設定して、連続稼働するように変更する..
それと、CPU も省電力モードでは無く、ハイパフォーマンスモードに設定する
あまり、早いシステムでは無いので、長時間放置することになる
この設定を確認しないで、停まっているとゲンナリする ^^;

ブートメディアの選択は、電源投入時に、カーソルキーを左右に動かしていると、選択用のアイコンが出てくるので、凄く便利!

..で、起動すると 「Cinnamon がクラッシュしました 再起動しますか?」と確認のダイアログが表示される
何度再起動しても無駄なので、Cinnamon の起動は、ここでは諦めておく ^^;

Cinnamon がクラッシュしても、 Ubuntu の様なデスクトップが表示され、左上のバーにメニューが表示される
そこから、 Administration のメニューなどが使えるので、次の状態を設定した

・ 無線LANの設定
  インターネットに接続出来ないとインストーラーが警告してくるので、 WPA2 とかで接続しておく
  ここで設定しておくと、インストール後も再設定すること無く、無線 LAN が使えるので便利!
  Administration や System Settings のメニューから、ネットワークの設定を選択する
  一覧が表示されるので、適切なアクセスポイントを選択し、オプションボタンからアクセスポイントのパスワードを設定する
  とっても簡単 ^^b
  有線 LAN も同様で、アドレス、マスク、ゲートウェイ、DNS などを設定しておくと、後々楽ができるが今回は使わない

・ディスプレイの設定
  ここでも、省電力設定を調整して、長時間稼働出来るようにした方が良いと思う ^^b

・ミラーサーバーの設定
  根性があったら、JAIST のサーバからダウンロードできる様にしてみた方が、
  圧倒的に早くダウンロードしてくるのお勧め

これらの設定などを確認したら、Administration のメニューにある インストールを選択すると、インストールができる
このあとは、いつもの手順で Linuxmint をインストールすれば良い!
 

インストールー完了直後の作業

インストールが完了すると、やっぱり Cinnamon がクラッシュするが、ここでは放置しても問題ない…
ただ、メニューが少し探しにくいけど ^^..

最初に、JAIST のサーバーなどを利用出来るように設定したいので、
linuxmint-jp の説明にあるように、日本語化をしておくと良いと思う…

それと、medibuntu の設定を削除しておかないと少し面倒なので、早めに設定をキチンとしておくこと!
http://blog.linuxmint.com/?p=2469

一端、このままで full-upgrade した..

本体の発色数が少ないので、なんか、背景などが波打っていて気が滅入ってくる
早い段階で sshd をインストールして、暫く更新作業を進めた方が良いと思う..

Wi-Fi で接続していると、たぶん、サブネットが違うと思う
端末側の route や、ルーターの設定も確認することが必要 ^^b

それと、ログアウトボタンなども Cinnamon がクラッシュしているので表示されない..
けど、CTRL+ALT+Backspace でセッションが終了して、ログインメニューまで戻れるよ ^^b
 

・Intel Linux Graphichs Drivers

http://www.webupd8.org/2013/04/how-to-use-intel-linux-graphics-drivers.html

ここを参考にして導入した
 

echo "deb https://download.01.org/gfx/ubuntu/13.04/main Ubuntu 13.04 #Intel Graphics drivers" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/intellinuxgraphics.list
 
wget --no-check-certificate https://download.01.org/gfx/RPM-GPG-KEY-ilg -O - | sudo apt-key add -
 
wget --no-check-certificate https://download.01.org/gfx/RPM-GPG-KEY-ilg-2 -O - | sudo apt-key add -
 
sudo apt-get update

カーネルヘッダーなど結構な勢いでダウンロードしてくる
 
たぶん、これで発色などが良くなると思う..
セッションを再起動すると、Cinnamon はクラッシュしないで動くと思う…
 
shot01
 
起動画面と inxi -Gx の表示…
解像度がそんなに大きくないので、まぁ、どの程度使えるか確認していこう !

・Google Chrome のインストール

最近は、これが使えると、大体の事が出来るので重宝している
 

http://www.ubuntuupdates.org/ppa/google_chrome
 
wget -q -O - https://dl-ssl.google.com/linux/linux_signing_key.pub | sudo apt-key add -
 
sudo sh -c 'echo "deb http://dl.google.com/linux/chrome/deb/ stable main" >> /etc/apt/sources.list.d/google.list'
 
sudo apt-get update
sudo apt-get install  google-chrome-stable

これは直ぐ見つかる情報だと思うので、問題は起きにくいと思う..
必要なアプリケーションをウェブストアから拾ってきて入れれば良い
ドライブとかがあれば、概ね問題ない ^^..

・ CD Ripper

どのリッパーを使おうか?と思って探してみると、結構な数が直ぐ見つかった
Banshee で良いかな?と思って調べてみたんだけど、あまり設定項目がない…

で、選択条件を考えて見た

  • KDE や GNOME にあまり依存しない方が軽い
  • WAV で剥ければ良いので、エンコード機能はあまり重要では無い
  • 転送速度を指定出来る物の方が、エラー率を下げる事が出来るのでは無いか?
  • 端末から剥きたいので、コマンドラインで動けば充分

で、CDDA Paranoia と言う物に行き着いた

結構、好物な感じのソフトで、これをこんな様なパラメーターで使ってみている

cdparanoia -w 1-7 -S 4 -B -l -v

WAV フォーマットで、Track 1 から 7 を、四倍速で、一曲ずつ、ログと詳細報告付きで剥いてね!
と言う指定..
詳細は、配布元の Document の User Manual か、man で確認すると良いよ!
http://www.xiph.org/paranoia/index.html

設定が正しければ man cdparaoia を実行すると、日本語でパラメータの意味が確認出来るのでお勧め!
作動中は顔文字で動作報告してくれるので、放置して置いても安心 :^D

指定も割と詳細に指定出来るので、
暫く使ってみて、様子を探ってみよう ^^

普段は CDManpurator で剥いてるんだけど、あれは良いよねぇ~

動作は、こんな感じ ^^..

user@user-dynabook-AX1-424CME ~/TT $ cdparanoia -w 1-14 -S 4 -B -l -v
cdparanoia III release 10.2 (September 11, 2008)
Using cdda library version: 10.2
Using paranoia library version: 10.2
Checking /dev/cdrom for cdrom…
        Testing /dev/cdrom for SCSI/MMC interface
                SG_IO device: /dev/sr0

CDROM model sensed sensed: MATSHITA UJDA750 DVD/CDRW 1.51

Checking for SCSI emulation…
        Drive is ATAPI (using SG_IO host adaptor emulation)

Checking for MMC style command set…
        Drive is MMC style
        DMA scatter/gather table entries: 1
        table entry size: 131072 bytes
        maximum theoretical transfer: 55 sectors
        Setting default read size to 27 sectors (63504 bytes).

Verifying CDDA command set…
        Expected command set reads OK.

Attempting to set speed to 4x…
        drive returned OK.

Table of contents (audio tracks only):
track        length               begin        copy pre ch
===========================================================
  1.    22237 [04:56.37]        0 [00:00.00]    no   no  2
  2.    22503 [05:00.03]    22237 [04:56.37]    no   no  2
… snip …
 13.    19532 [04:20.32]   267125 [59:21.50]    no   no  2
 14.    19205 [04:16.05]   286657 [63:42.07]    no   no  2
TOTAL  305862 [67:58.12]    (audio only)

Ripping from sector       0 (track  1 [0:00.00])
          to sector  305861 (track 14 [4:16.04])

outputting to track01.cdda.wav

(== PROGRESS == [                              | 022236 00 ] == :^D * ==)
… snip …
Done.

・残件

  • AP-Linux を試してみる

    これは、HDD を入手したら、換装して試してみようと思う
    ベースが linuxmint の様なので、同じ手法でインスト-ル後の設定などができるか確認してみたい

    結論:
    AP-Linux のインストールは、この Dynabook では諦めた ^^;
    LMDE ベースで、これのアップデートなどはうまく出来ません
    LMDE 201303 のインストールも挑戦しましたが、結局、アップデートなどを行うと、上手く動作させることができなかった..
    ですので、AP-Linux のインストールは諦めた

    代わりに、UbuntuStdio のインストールは上手く行きました
    これを暫く使っていたのですが、別途 Vaio PCG-V505F/B と言う機体を、これも偶然手に入れましたので、こっちに切り替えて使っています

    で、最終的に、この DynaBook には Linuxmint 16 Petra が、入れてあります
    ちょっと、最近、出番が Vaio にとられて、稼働率が低くなっています
    が、順調に動いています

    追記:
    この viao で UbuntuStdio を動かすまでも、また、一波乱あったので、忘れないように記事にしておこう!
    この DynaBook にお世話に成ったしね!
     

  • Wi-Fi の高速化

    wlan0     IEEE 802.11bgn  ESSID:"0024A5AExxxx"
              Mode:Managed  Frequency:2.452 GHz  Access Point: 00:24:A5:AE:XX:XX
              Bit Rate=104 Mb/s   Tx-Power=20 dBm
              Retry  long limit:7   RTS thr:off   Fragment thr:off
              Power Management:on
              Link Quality=58/70  Signal level=-52 dBm
              Rx invalid nwid:0  Rx invalid crypt:0  Rx invalid frag:0
              Tx excessive retries:19024  Invalid misc:913   Missed beacon:0

    こんな感じで iwconfig コマンドから報告される


    Windows へ転送中のスナップ..
    少し遅いと思う..

    ちょっと昔なら凄く苦労する所だけど、インストール前に "チョチョッ" と設定するだけで使えるなんて夢のよう…
    でも、これで合っているのか? など..
    もう少しスキルアップしても良いんじゃないかな…と思っているので、継続調査する…

    結論:
    多分、この結果で充分な速度が出ているよう..
    電波強度が 100% 近辺な時は、200 Mb/s を超える様子…
    前記の vaio は 11MB しか出ないので、比較すれば雲泥の差がある..

    特に、チューニングとかしなくても速度が出てるので、最近の Linux は進化しているんだなぁ…
    と、感心している…

    Mozilla の Thunderbird と Firefox しか使わないんだったら、Xp の移行先として充分だよね…
    ※ Gaucho って言うメーラと、Thunderbird しか Xp で動かしていないので…これで、ATOK と ノートン先生が動けば言うこと無しなんだけどなぁ

 

 

 

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