VMware Player のファイル共有で仮想マシンからの転送などが遅い場合の対処方法

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最近まで、VMware の仮想マシンからのファイル共有などの通信速度か遅い場合、ゲスト OS のファイアーウォールの設定で対処してきた
いろいろな方々のブログなどを参照させて頂くと、ホスト側の NIC に設定項目があり、その設定で高速化出来ることが判ったので、設定方法を忘れない様にメモしておこう!

ホストに Windows 7 、ゲストに Windows Xp を使う際、ファイル共有でゲストからホストへファイルを転送する際の転送速度などが異様に遅い
これまでは、ゲスト側のファイアーウォールの設定で対処していた

Windows ファイアーウォール の設定で、「例外」 – 「ファイルとプリンタの共有」 にチェックを付けて例外扱いにしていた
これでも、多少の効果はあって、ファイル自体の転送には時間がかからない様になった

この Windows Xp は、怪しいファイルの解凍や巨大なアーカイバーの処理などに Lhaplus や 7-zip 等をがインストールしてある
なので、おまじないとしてファイアーウォールを設定しておきたい
これ以外にも、最近の Windows では動かなくなってしまった B'z Recorder Plus に付属の virtualFOLiO と rimFOLiO がインストールしてある
さらに、(これが重要で、)過去にリッピングした CD を利用するのに必要で、これで解凍した後の巨大なファイルの転送なども頻繁にしていたりもする

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ゲスト側のファイアーウォールの例外設定でもある程度の転送速度が出る様になったのだが、
ゲスト側でホスト側の共有ディレクトリーを開くときに、異様な程の CPU パワーを使う割にいつまでもフォルダーを開けないと言う現象が発生する(子の Xp から、親の 7 のディレクトリを覗くときのことだね!)

これまであまり問題視していなかったのだが、覗きに行くフォルダーのディレクトリー数やファイル数の増加につれて、異様な時間がかかる様になってきた
時間にして、二、三分から五分程度かかる様になってきた..
ちょっとおかしいんじゃ無いか?と思って最近調べてみた ^^..

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結論として、ホスト側の NIC の設定項目を修正すると良いらしい!と言う事が判ったので早速試してみた

"大量送信オフロード(LSO) v2 (IPv4)" という項目の設定を "オフ"にすればいいということが判った

IPv6 は仮想環境で使用していないので今回は見送るが、IPv6 を利用する環境では要注意!

このオフロードというのは、処理を NIC に任せることで負荷軽減を計る物らしいのだが、
見ての通りのあまり賢くない NIC を使っている場合、かえって負荷を増やしてしまう結果になるらしい

他の環境では、もう少し"インテリジェント"な NIC を使っているので、そう感じなかったのかもしれないが、
自宅用のコンピューターなので、M/B の NIC をそのまま使っているのが悪いのか ^^..
そうか..
その自宅用って言うのも、一万円前後の廉価サーバーなので仕方が無い ^^..

これで、ファイアーウォールの設定も有効のまま、転送速度も稼げる様になった…

 

これ以外にも、SNP と言う機能をチューニングすることで、Windows 7 自体のネットワークを高速化出来る場合も有るらしい(未検証なので何とも言えない ^^..)

また、LSO の設定は、Hyper-V 等の環境でも、同様の現象が出た場合は有効な様子
以前、VirtualBox を利用したことがあったけど、そんな現象は無かった気がするなぁ…?

多分、非力な NIC の場合は SNP と LSO を無効化した方が良いんだと思う…
Intel PRO/1000 PL に、この機能を処理出来る”何か”が無いのは判ったが、
これ以外の NIC に”何が”付いていれば幸せになれるのか…
別の機会に調べてみよう..
(データーシートあたりを見に行かないと分かんないんだろうなぁ…多分..)

この辺りの単語でググってみて!
きっと役に立つサイトに誘導してくれるでしょう ^^..

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